アプリケーション
Snow License Managerでは、アプリケーションとは、コンピュータまたはデバイスにインストールされた、またはコンピュータまたはデバイス上で実行されているソフトウェアと定義されます。アプリケーションには、それぞれ、インベントリされたコンピュータにインストールされているプログラムの識別に使用されるフィルタリングルールが関連付けられています。
アプリケーションは通常、SRSチームが作成し、ソフトウェア認識サービスのサブスクライバー全員に配信します。 また、Snow Management and Configuration Center(Snow MACC)がローカルで作成したカスタマイズ化されたアプリケーションも付属しています。
アプリケーションのバンドル
アプリケーションには、スタンドアローン製品、および、製品スイートの一部、これらの両方でインストールできるものもあります。通常、インストールのタイプにより異なるライセンスが必要です。例えば、Adobe Creative SuiteにはPhotoshopが含まれていますが、Photoshopのスタンドアローンでのインストールは、Adobe Creative Suiteに適用されるライセンスの対象となりせん。
コンプライアンスを正確に計算するために、Snow License Managerは、識別されたアプリケーションがスタンドアローンでのインストールなのか、製品スイートでのインストールなのかを判断することが必要となります。製品スイートの一部としてのインストールであることを識別するメカニズムは、アプリケーションのバンドルと呼ばれます。アプリケーションのバンドルは、ソフトウェア認識サービスを通じて管理されます。
バンドル内のコンポーネントに個々にライセンスを付与する
例えば、Adobe Creative Suiteに含まれるコンポーネントなど、単一のコンポーネントをインストールする目的で製品スイートのインストールメディアを使用することが許可されている場合もあります。このようにスタンドアローンでインストールすると、その後、アプリケーションのバンドルを通さず、個別にライセンスが与えられます。
Snow License Managerでは、これはコンピュータからアプリケーションのバンドルを手動で削除して行います。インストールされたバンドル内のコンポーネントすべてが、コンプライアンスが計算される際、スタンドアローンのインストールとみなされます。詳細については、バンドルオプションを参照してください。
アプリケーションファミリー
アップグレードとダウングレードは、以前、今後の両方またはいずれかのバージョンのライセンスも使用できる権利を意味します。詳細については、アップグレードとダウングレードを参照してください。
アップグレード権やダウングレード権の管理方法は、アプリケーションファミリーと称されます。アプリケーションファミリーには、同一の製品ファミリーのすべての製品が含まれています。アプリケーションファミリーは、ソフトウェア認識サービスを通じて管理されます。
アプリケーションタイプ
アプリケーションタイプは、国連標準製品及びサービスコード(UNSPSC)に従い、機能に基づいて分類されます。これにより、例えば、IT環境ですべてのウイルス対策アプリケーションを、メーカー名やアプリケーション名を知る必要なしにリストを作成できるようになります。アプリケーションタイプは、ソフトウェア認識サービスを通じて管理されます。
アプリケーションカテゴリ
アプリケーションカテゴリは、共通点のあるアプリケーションをまとめて、Snow MACC内に作成されます。アプリケーションカテゴリは、例えば、組織のITポリシーに従って、すべてのコンピュータやノートパソコンにインストールすべき標準アプリケーションを指定したりするために使用されます。
アプリケーションカテゴリに準拠していないコンピュータのレポートには、アプリケーションカテゴリで指定されているアプリケーションがインストールされていないコンピュータやノートパソコンがリストで表示されます。
アプリケーション使用権
例えば、高価なアプリケーションの使用状況をモニタリングし、必ず正確に使用されるようにするため、アプリケーション使用権をアプリケーションに割り当てることができます。アプリケーションの使用権を持たないユーザーは、ハイライトされます。アプリケーション使用権は、SLM Web UIで管理されます。
ストック・キーピング・ユニット(SKU)
ストック・キーピング・ユニット(略称SKU)は、製品を識別・追跡するために使用されるコードで、メーカーの大半が使用アプリケーションにSKUを割り当てています。異なるバージョン、バンドル、メトリックなど、アプリケーションの各バリアントに独自のSKUが割り当てられます。これは、アプリケーションが1つ以上のSKUを持つことができることを意味します。Snow License Managerでは、ライセンスを、SKUが適用されているアプリケーションで識別することができます。また、ライセンス購入を登録する際、また、ライセンスをインポートする際のSKUインテリジェンスもあります。