ライセンスをインポートまたは更新する
新しいライセンスをインポートするか、またはすでにSnow License Managerに存在するライセンスのデータを更新するには、ホーム > データのインポート > ライセンスのインポート/更新に移動します。5つのステップから構成されるウィザードが起動します。
ライセンスのインポートを準備します。
ライセンスインポートファイルをアップロードしてインポート設定を構成します。
ソースフィールドと移行先フィールドをマッピングします。
インポートデータをプレビューして、必要に応じて新規メトリックを追加します。
ライセンスのインポート結果を表示します。
ウィザードの各ステップを以下に説明します。
注記
ブラウザウィンドウを間違って閉じてしまったなどの理由でライセンスのインポートが中断した場合は、ライセンスインポートウィザードのステップ1に戻って処理を再開できます。ダイアログボックスが表示されますので、現在のインポートを再開するまたは新しいインポートを開始するを選択してください。
新しいインポートを開始する前であれば、最後に完了したライセンスインポートの結果を表示したり、インポートを元に戻したりすることができます。以前に完了したライセンスインポートがある場合は、ウィザードのステップ1の右上隅に最後のインポートセクションが表示されます。このセクションリンクを選択するとインポートの結果ビューに移動し、インポートの結果を表示したり元に戻したりできます。
ステップ1: ライセンスインポートの準備
準備は以下のステップで行います。
契約のインポート(オプション)
インポートしようとしているライセンスを、まだSnow License Managerに存在しない契約に割り当てたい場合は、先に契約をインポートする必要があります。契約をインポートするには、ホーム > データのインポート > 契約のインポートに移動します。
ライセンスインポートファイルの作成
ライセンスインポートファイルはExcel(.xlsまたは.xlsx)形式である必要があります。正しい形式とフィールドが定義されたライセンスインポートテンプレートは、ウィザードのこのステップでダウンロードできます。
ドロップダウンメニューを使用して、テンプレートのフィールドの説明を見ることができます。必要なインポートデータと、インポートしたデータが格納されるSnow License Manager内の場所については、 を参照してください。
テンプレートの以下のフィールドは必須です。
アプリケーション名またはSKU(ストック・キーピング・ユニット)
法的組織
購入日
割り当てタイプ
ライセンスを更新する場合は、上記のフィールドに加えて次のフィールドも必須です。
ライセンスID
ライセンスIDを指定しないと、Snow License Managerはインポートファイルのライセンスを更新ではなく新規として扱います。
Snow License ManagerでライセンスのIDを探すには次の手順を実行します。ライセンス > すべてのライセンスを一覧表示に移動し、列セレクターを開いて、ライセンスID列をリストに追加します。
注記
上記のフィールドのみが入力されているライセンスは、Snow License Managerにインポートされますが、不完全とマークされ、コンプライアンスの計算には含まれません。インポートしたライセンスを完全にするには、メトリックフィールドと数量フィールドにも情報を入力する必要があります。
準備が完了したら、ライセンスのインポートを開始するを選択して、ウィザードの次のステップに進みます。
ステップ2: ライセンスインポートファイルのアップロードとインポート設定の構成
ファイルを選択を選択し、準備が完了したファイルを参照して、ライセンスインポートファイルをアップロードします。ファイルをアップロードすると、ファイルを選択ボタンの右側にファイル名が表示されます。
ライセンスインポートの設定を構成します。
アイデンティティフィールドのマッピング
ライセンスをアプリケーションにマッピングするためのアイデンティティフィールドとしてアプリケーション名またはSKU(ストック・キーピング・ユニット)のどちらを使用するかを選択します。
新しい組織アクション
ライセンスインポートファイルの法的組織フィールドに指定した組織がSnow License Managerデータベースにまだ存在しない場合の処理方法を選択します。
何もしない
フィールドのデータは無視されます。新しい組織は、Snow License Managerには追加されません。
組織の情報が必要です。このフィールドは、ウィザードのプレビューステップでハイライトされ、この行のデータをインポートすることはできません。
作成
ライセンスインポートファイルで指定されているパスに従って新しい組織ノードが作成されます。例: ROOT,IT,[新しい組織ノード]。
パスが指定されていない場合は、ルートの直下に新しい組織ノードが作成されます。
次へを選択して、ウィザードの次のステップに進みます。
ステップ3: ソースフィールドと移行先フィールドのマッピング
このステップでは、ライセンスのインポートソースファイルが、Snow License Managerの対応する移行先フィールドにマッピングされます。一致するソースフィールド名と移行先フィールド名は自動的にマッピングされます。ドロップダウンリストから別のソースフィールド名を選択することで、自動マッピングを手動で変更できます。
必須フィールドにはアスタリスク(*)が付けられており、ライセンスインポートファイルに含める必要があります。
ライセンスを更新する場合は、アスタリスク付きのフィールドに加えてライセンスIDフィールドも必須です。ライセンスIDフィールドがマッピングされないと、Snow License Managerフィールドはインポートファイルのライセンスを新規として扱います。License IDフィールドがマッピングされると、マッピング先のフィールドの値が、ライセンスインポートファイルのフィールド値で上書きされます。そのため、インポートソースファイルのフィールドが空白である場合、マッピング先となるSnow License Managerのフィールド値は消去されますので注意してください。
フィールドマッピングを構成するには、移行先フィールド名の右側にあるマッピングアイコンを選択して設定ダイアログボックスを開きます。
データ値の先頭または末尾のスペースを削除するには、先頭または末尾の空白を削除するのチェックボックスをオンにしてください。
このチェックボックスをオンにした場合、アプリケーション名フィールドに「Application xyz」と指定しても「 Application xyz 」と指定しても、同じアプリケーション名として解釈されます。
ソースフィールドが空白の場合は移行先フィールドにデフォルト値が入力されるようにするには、デフォルト値ボックスに値を入力します。
たとえば、インポートファイルのアップグレード列が、アップグレードライセンスの場合は「はい」で非アップグレードライセンスの場合は空白である場合、デフォルト値として「いいえ」を指定しておくと、このソースフィールドが空白である場合は、「いいえ」が自動的に入力されます。
インポートしたすべての値に接頭辞を追加するには、接頭辞ボックスに接頭辞(テキストや数字)を入力します。
このオプションは、一部の移行先フィールドで利用できます。接頭辞により、インポートファイルの値を区切ったり指定したりできます。たとえば、インポートファイルの請求書リファレンス値が「1」、「2」、「3」であり、接頭辞として「INV_」を入力しておくと、インポートされた値は「INV_1」、「INV_2」、「INV_3」に変更されます。
次へを選択して、ウィザードの次のステップに進みます。
ステップ4: インポートデータのプレビューと新規メトリックの追加(オプション)
このステップは、ライセンスインポートファイルのデータのプレビューを表示します。ステータス列には、インポートファイルの各行がインポートの準備完了または準備未完了のどちらであるかが示されます。インポートファイルに準備未完了の行が残っていても、インポートや更新を続行できます。ただし、ステータスが準備未完了の行は、インポートには含まれません。
プレビューでは、フィールドが次のように異なる色でハイライトされます。
ハイライト色 | 説明 |
---|---|
ハイライトなし | フィールドに情報が適切に入力されています。 ハイライトされているフィールドのない行はステータスが準備完了であり、緑のチェックアイコンが付けられています。この行のライセンスはインポートとコンプライアンスの計算に含まれます。 |
黄 | 必須情報が入力されていません。 ハイライトのないフィールドに加えて黄色でハイライトされているフィールドのある行のステータスは準備完了で、オレンジ色のチェックアイコンが付けられています。この行のライセンスはインポートには含まれますが、不完全とマークされます。必須情報を入力するまでは、コンプライアンス計算には含まれません。 注記ライセンスを更新する場合、インポートファイルで空白のフィールドがあると、Snow License Managerの対応するフィールドは消去されます。意図しないデータの消去を防止するため、インポートで既存のライセンスを更新する場合には、黄色でハイライトされているフィールドに注意してください。 注記不足している必須情報のフィールドを黄色でハイライトするためには、Snow Management and Configuration Centerで不完全なライセンス機能をアクティブにする必要があります。 |
赤 | フィールドに競合や無効な値などのエラーがあります。 赤でハイライトされているフィールドが1つ以上ある行は、ステータスが準備未完了となり、インポートには含まれません。 |
このステップでは、以下のアクションを実行できます。
ハイライトされているフィールドにポインタを合わせて詳細を表示する。
すべての行をエクスポートするを選択して、プレビュー全体をExcelファイルにエクスポートする。
無効な行をエクスポートするを選択して、エラーのある行のみをExcelファイルにエクスポートする。
ファイルには、エラーと警告の説明が含まれます。適切なフィールドと内容でソースファイルを正しく作成するための補助となります。
前へを選択し、戻ってフィールドのマッピングとインポート設定を修正する。
SKU(ストック・キーピング・ユニット)列のドロップダウンリストからアプリケーションバージョンを選択して、その行のアプリケーションのバージョンを変更する。
ドロップダウンリストは、インポートウィザードのステップ2でアイデンティティフィールドとしてSKUを選択し、SKUに複数のアプリケーションバージョンがある場合にのみ利用可能です。別のアプリケーションバージョンを選択すると、行が再検証されます。
新規メトリックの追加を選択して、1つ以上の新しいメトリックをライセンスインポートファイルからSnow License Managerの1つ以上のアプリケーションに追加する。新規メトリックの追加を参照してください。
プレビューの内容に満足したら、レポートを実行するを選択してライセンスをSnow License Managerにインポートします。
インポートが完了しましたポップアップウィンドウが開き、インポートされた行数とインポートに失敗した行数が表示されます。終了して結果を表示するを選択して、ウィザードの最後のステップに進みます。
新規メトリックの追加
ライセンスインポートファイルのアプリケーションのメトリックがSnow License Managerで現在アプリケーションに追加されているメトリック(1つまたは複数)と一致しない場合は、メトリックフィールドが赤でハイライトされます。
ライセンスインポートファイルでアプリケーションにメトリックを追加するには、次の手順を実行します。
新規メトリックの追加を選択します。
インポートのプレビュー/新規メトリックの追加ビューが表示されます。一致しないメトリックを含むライセンスインポートファイルのすべての行が一覧表示されます。Snow License Managerで現在アプリケーションに追加されているメトリック(1つまたは複数)は、現在のメトリック列に表示されます。ライセンスインポートファイルからのメトリックは、新しいメトリック列に表示されます。
新しいメトリックを追加したいアプリケーションのチェックボックスをオンにします。
同じ新しいメトリックを複数のアプリケーションで共有する場合は、複数のアプリケーションを選択できます。
選択したアプリケーションにメトリックを追加を選択します。
インポートのプレビュー/新規メトリックの追加/メトリック詳細の入力ビューが表示されます。
新しいメトリックの詳細を入力します。
のメトリックおよびライセンス情報タブサブセクションの適切な箇所を参考として参照してください。
新しいメトリックをアプリケーションのデフォルトメトリックにしたい場合は、デフォルトメトリックとして設定チェックボックスをオンにします。
注記
Windows Serverアプリケーションでは、デフォルトのメトリックを変更することはできません。
新しいメトリックの詳細を適用するには、次のいずれかを選択します。
前のビューで選択したアプリケーションに詳細を適用するには、選択されたアプリケーションに適用するを選択します。
前のビューで一覧表示されている同じ新しいメトリックを持つすべてのアプリケーションに詳細を適用するには、同じメトリックタイプのアプリケーションに適用するを選択します。
インポートのプレビュー/新規メトリックの追加ビューに戻ります。新しいメトリックが適用されたアプリケーションのステータスが準備完了になります。
新しいメトリックのアプリケーションへの追加が完了したら、続行を選択します。
インポートのプレビュービューに戻ります。
ステップ5: ライセンスのインポート結果の表示
ウィザードの最後のステップは、ライセンスインポートの結果を表示します。
インポートファイルの各行にはステータス列があり、インポートファイルがインポート済みまたは更新済みであるか、もしくはインポートまたは更新が失敗したことが表示されます。
このステップでは、以下のアクションを実行できます。
すべての行をエクスポートするを選択して、すべての行をExcelファイルにエクスポートする。
無効な行をエクスポートするを選択して、エラーのある行のみをExcelファイルにエクスポートする。
ファイルには、エラーと警告の説明が含まれます。
インポートを取り消すを選択して、直前に実行したインポートを取り消す。
注記
アプリケーションのメトリックへの変更もインポート前の状態に戻ります。
インポートしたライセンスのいずれかを使用してからインポートを取り消すと、コンプライアンス違反が発生することがあります。
ライセンスに移動するを選択して、Snow License Managerのすべてのライセンスを一覧表示する。
新しいインポートを開始するを選択して、インポートウィザードのステップ1に戻って新しいインポートを開始する。